犬の平常状態を保つには、個々の犬にそった個々のバランスが大切です。


犬の平常状態を保つには、個々の犬にそった個々のバランスが大切です。バランスとは需要と供給が満たされプラスマイナスゼロになること 

シーザーミランが いつも口にしている 犬のバランスって何でしょうか? 
それは、その犬が本来持っているエネルギーを日常生活の中で 発散する対象時間や対象物により 満たされてプラスマイナスゼロになること の意味です。

大型犬だからといって、すべての犬が必死に走ったり、ボール投げをしたりして、全身体力を消耗しなければいけないか? というとそういうことでもありません。
ちわわのような超小型犬だからといって、室内のみで散歩も不要というわけでもないのです。それは、個々が産まれながらに持ち合わせているエネルギーの大きさに起因するようです。

老夫婦に育てられたり、先住犬がおっとりしていて 怒ることもなく、ゆっくり、ゆったり、やきもちをやくこともない犬であれば、あとからきた犬も、その犬と共にゆったり育っていくように、育て方によっては、ちょっとの散歩で満たされたり、ちょっとのボール投げで満たされたりするわけです。

その犬が、夜毎日夜鳴きをせずに ぐっすり眠ることができていれば、日常のその犬のエネルギーは発散され、満たされていると認識してよいと思います。 あるいは、いたずらや、問題行動がなければ、それもまた、その犬においては、エネルギーの発散はうまく需要と供給のバランスが保たれていると認識できると思います。

もし、あなたの犬が、夜鳴きをしたりなど、夜ぐっすり眠れないとか、 なにかにつけいたずらをしてあなたの気を引くようなことが気になっていれば、エネルギーの発散が足りないのかもしれません。 あるいは、体のどこかが痛いとか、痒いとか 他にも原因があるのかもしれません。 
もし、そうであれば、まず
・通常の散歩中に200mくらい走ってみるとか、
・散歩の時間を少し多めにとってみるとか
・ボール遊びを2、3分やってあげるとか

ささいなことを試してみることにより、以外に改善したりするものです。
ぜひ、心当たりがあれば試してみてくださいね。