犬はどのように人のいうことなどの物事を学習するのか? この犬の学習方法を理解できれば、悩んでいる事を改善する道は開けてきます!


犬はどのように人のいうことなどの物事を学習するのか? この犬の学習方法を理解できれば、悩んでいる事を改善する道は開けてきます!

犬は賢い! と思いますが、残念ながら人間並みの大きな頭脳は持ち合わせがなく、たとえると3歳の幼児の知能を持ち合わせているといわれています。

人間の3歳というと 
・言葉の意味が区別できるようになる
・色、大きさ、形が見分けられるようになる
・手でボールをうけとれる

犬がものごとを理解できる方法は2つだと言われています
1つは、自発的反応 を条件づけること(専門用語:オペラント条件付け)
意味は、偶然勝手に自分でやってくれた「おすわり」「ふせ」「おしっこをする」 これらをやってくれるたびに、おやつをあげていると この行動の回数が増え定着していく という方法です
2つめは、意味を持たないものと 犬の本能に働きかけてくる刺激を1つに連合させた結果、導き出される条件付け(専門用語:古典的条件付け)
例えば、
1)犬用のおやつの入っている缶があるとします。 缶事態はおいしくもなんともないですよね? その缶から毎回おやつのクッキーをもらっていると その缶が見えたり、缶を開ける音が聞こえたりすると、すぐそのクッキーと結びつけて考えるようになります。
 
2)散歩にいく用意をし始めると しっぽをふって喜んで飛びついてきたりしますよね? これも着替え事態はおいしくもなんともないけれど、その後に始まる散歩というご褒美が犬の本能によってわかるので、うれしくなるわけです。

日頃何気にやっている行動の中で、実はこの2つに基づいて行動していると 犬はおりこうになったり、いうことを聞いてくれたりしていることが多いのです。
逆に、言う事をきいてくれていない場合は、この考え方を少し意識して取り入れると 良い場合もあります。

犬は効果があればどんなことでもやってくれる生き物で、行動はその結果によって左右されます。上記の1)2)は、その後のご褒美が待ち遠しいわけなので、おすわり まて の練習時間に向いているともいえますね。
結果は4つに分類されると言う研究結果がでています。
1)うれしいことが始まる==>何度でも繰り返し行動するようになる
2)うれしい事が終わる==>その行動は繰り返されない
3)嫌な事が始まる==>行動を起こさない
4)嫌な事が終わる==>うれしいことが始まるので行動がふえるようになる

言葉にすると難しいですね。