犬は常に「うれしい事が始まる」「嫌な事が終わる」「うれしい事が終わらない」「嫌な事が始まらない」と願っています。そして飼い主も含めすべてのものに対してその願いがかなえられるように働きかけようとします。（by ザ・カルチャークラッシュ)
犬にとって
何が楽しくて、
何が嫌であるのか、 を十分に意識していないと、知らず知らずのうちに好ましくない行動を強化したり、貴重な機会をみすみす逃してしまったりということになります。
食べ物、外の世界、飼い主の関心、犬同士のふれあい、地面のにおい、遊ぶ機会、等々日々の犬の暮らしの中で犬がほしがるすべてのものはすべて飼い主であるあなたの気持ち次第でどうにでもなるものばかり ではないですか？
以外に、
犬がやってほしくない行動をとっているときは人は覚えていますが、良い行動をとっているときは気付かなかったり、気にしていなかったりしています。実は、犬の偶然にでもとった良い行動を助長してほめてあげると以外に問題は改善の方向に向かっていく場合もあります。
それは、昨日お話した以下の犬の行動結果に基づいているといえます。１）－４）は一度犬がそう思ってしまった場合、トレーニングなどで犬の認識を変えない限り、ずーっト変わる事は無く継続していってしまいます。
１）うれしいことが始まる＝＝＞何度でも繰り返し行動するようになる
２）うれしい事が終わる＝＝＞その行動は繰り返されない
３）嫌な事が始まる＝＝＞行動を起こさない
４）嫌な事が終わる＝＝＞嫌なことがおわるので行動がふえるようになる
もし、あなたの犬が何ら問題行動がなくお互いに幸せに共存できているとすれば、
１）を知らず知らずに行っている ＋ ３）にあまり遭遇していない そして
２）がほとんどなく ３）がないので、４）もおきない と言うことになりますね。
この犬にとって何が楽しくて、何が嫌な事なのか ですが、これは犬によってまちまちです。
何が楽しくて
・ご褒美のおやつが食べられる → 元々捕食動物なので
・遊んでもらえる
・犬が好きなら犬とあえる
・人が好きなら人にやさしくしてもらえる
何が嫌なことなのか
・犬が嫌いなら犬に遭遇してしまうこと
・人が嫌いなら人になでてもらったり、近づかれたりすること
・音が嫌いなら、その音がすること（バイクや大型トラックの音、ピンポンのチャイム等）
あなたの犬はどうですか？ あなた自身は同ですか？
