おやつなどのご褒美を与える犬のしつけはとても犬に有効的で結果がでやすいしつけの方法で、最終的なおやつは飼い主さん自身が最終目標です。


おやつなどのご褒美を与える犬のしつけはとても犬に有効的で結果がでやすいしつけの方法で、最終的なおやつは飼い主さん自身が最終目標です。

1)ご褒美は指示に従った犬に1秒後に与える事
犬はその瞬間に生きている生き物です。おすわり と言った瞬間におやつをあげることによりその おすわり=おやつがもらえる良い出来事 と写真をパシャと撮ったように記憶してその行動をおやつのご褒美と結びつけて何度も反復してこの場面が繰り返されることによりその指示の行動ができるようになります。
このおやつに値するご褒美を おすわり といった1分後に与えても 時間が経ってしまって何に対するご褒美だったのか犬には理解できないのです。
だから、ドッグトレーナーたちは、ご褒美袋を腰につけて 花咲けじいさんみたいに、犬に指示(おすわり、ふせ:コマンド、キューといいます)を与えては即座におやつを犬の口にほおり込むわけです。

2)しつけは短い時間で成功体験で終わらせる
犬はあまり集中力が持続しません。特に6ヶ月未満のパピーは30秒ももてばいい方ですだから、一つのしつけは1回5分以内 しかも、目標地点まで成果が上がらなかったとしても、成功体験、おすわりができた 時点で終わらせることが重要です。
人間でもトランプなどで勝ったゲームのまま終わったら、次も誘われたときに参加しようと思いますが、負けたあとに誘われても乗り気にはならないですよね。犬も同じことです。「あーあのおすわり 楽しかったな。おやつもたくさんもらえて終わったからまた誘われたらやってみよう」なんて気持ちになるんです。

3)おやつの量は減らし、最後はおやつをくれる飼い主さんがおやつになる
おやつを毎回あげていると おやつをくれないと指示に従わないよ!! となります。
だから、おやつをあげる自分がその指示をだすことが=ごほうび になるように、飼い主さん自身がご褒美になってあげることが最終目標です。
毎回やっていたおやつを いつくれるかわからないけど、いつか必ずこの人はおやつをくれる人だ! と犬が理解すれば、あなたが最強のおやつになるわけです。
そのためには、最初は毎回、そのうち徐々にいつおやつをくれるかわからないようにするために3回できたら1回だけおやつ、等々、ランダムに犬に悟られないように減らしていって、たまには、1回目にいつもの5倍あげるとか・・・・おやつを減らしていく事が必要です。

この3)をおやつをあまり与えたくないからと、最初に減らしてしまったりすると、
1)何もくれないから、この人の指示には従えないな = 言う事をきかない
2)おやつくれよ~ この前はたくさんくれたでしょ とか =おやつを要求するようになる

なんてことになるわけです。