飼い主は、ほめる行動を増やす事を考える
愛犬スカイは、咬みや威嚇はほとんど(ほぼ100%)なくなりました。恐いものはいい意味で消去され、次は、いたずら(犬本来の行動)をするようになってきてきました。これはとてもうれしいことである反面、赤ちゃんがハイハイからひとり立ちし始めたときのようで、目が離せません。
離してもいいのですが、離すと クッションを咬んだり、ソファにのぼったり、いろんなものをみつけてはひっぱりだしてきます。
これもダメなの?? というような こちらが忘れていたものまで もって来る始末・・・・ だから、その度に 「ダメ」だということを教えるのですが、今は、先住犬と同じ方法では、やめることができません。トレーニングのときは、とても指示にしたがえますが、日常の出来事には応用できていないのが現状です。
このスカイは、ほめること+ほめたらおやつをもらえること という方法が一番効果を発揮しています。
だから、
1)やってほしくないこと=やらないように 引っ張り出しそうな場所からはまずすべて撤去しました。
2)やってもらいたい行動をとるためにクリッカーを使います。
3)今回のやってもらいた行動は、「キッチンから見える場所にとどまる=姿勢は何でもいいから他の場所に行かない」 を遠隔で操作する
3)が定着すれば、他の場所に詮索に行かないので怒る事もないわけです。
そして、応用編が 「マットの上に待てる練習のクリッカーの動画です」
まずは、
1)飼い主の頭の中に、バーチャルマットの位置を決めます(マットを使わないのは、マットすらかみますから・・・・)
2)バーチャルマットの位置に犬がきたら、クリッカーを鳴らしておやつをあげます
3)これを何回か、続けてやってみます。(最初は 10秒に1回を3回ほど、その後30秒に1回 1秒に1回とかやってみました)
4)そうすると、怪訝そうにですが、 その場所にとどまってくれるようになります。
5)若干場所を移動しそうになったら、その瞬間に クリッカーをならして おやつをあげます
6)完全に離れたら、無視で クリッカーは全くならしません
7)かえってくるようになったら、次のレベルですが、そのまま戻ってこないようなら、名前を呼んで手にタッチさせます。手からおやつをあげます
そして、また1)からの繰り返しです。
2,3度繰り返すと 10分くらいはいるようになります。
これで、部屋をうろうろされ、挙句の果てに クッションを咬み、威嚇される というような 最悪のありがちなシナリオから開放されます。
犬の問題行動への対応方法について不明な点があればこちらからご質問下さい。