「愛情(LOVE)だけを与えるのだけでは、犬はうれしくない」
犬は群れ社会で生きる動物です。ペットとして飼われている今日、その要素がなくなってしまったのか?なぜなら、1頭で飼われていては群れ自体を形成できないのでは?しかし、犬の「群れ」は「人間の家族」を意味しています。
だから、人間の家族の中で自分のその中の1員なわけです。
そこで重要になってくるのが、誰がその群れのリーダーであるのか?
パパやママが「ハイ、私がリーダーよ」と立候補したからといって認めてもらうほど簡単ではありません。人間の子供なら「エーっ、たいしたこともしてくれないのに、ずるいなぁ~」と思っていながらも言葉が通じるので、仕方なく肩書きだけみとめたりすることもあるはずです。しかし、犬は残念なことに言葉が話せませんから、会話が成り立ちません。
犬の解釈で、群れのリーダーを瞬時に悟ってしまいます。
もし、群れにリーダーが見つからなければ、自分がリーダーとなり、家族や、場所、部屋、廊下や、階段、挙句の果ては集合住宅の玄関など、いろんな場所を守ろうとしてくれたりするようになります。
常に周囲を警戒し、物音がしたら、「うーっ、わん」等々、吠えて威嚇して番犬をかってでたりしてくれるようになります。こうなると、人間が飼っていたはずの犬が、人間を飼ってコントロールし始めることにつながっていくわけです。
では、今日現在、あなたは自分の愛犬のリーダーですか?
簡単に見分ける方法があります。
それは、お散歩のとき、自分の前を犬が歩いてるとすれば、それを飼い主さんであるあなたが許しているとすれば、あなたの群れのリーダーは、愛犬です。
愛犬が、あなたをリーダーであると認めていたとしたら、リーダーであるあなたの前を歩く事は決してしません。自分で、飼い主であるあなたの後ろ、あるいは横について歩いてきます。
まずは、お散歩からあなたのリーダー的存在を見直して見ましょう。
シーザーミランは、犬への接し方について私たちの日常のしぐさや行動が犬に多大なストレスを与えていることを教えてくれています。犬は動物であり、人ではないことの基本に立ち返ることが大切です。
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