社会性という意味では3つある。
1)遊びは、共同生活行動を刺激する。
犬同士の社会的絆を形成するが、これは群れの将来のためには必ず必要な
むずびつきなのである。実際家族である私達がいるだけで、将来の群れなど
ありえないですが、それは犬の精神構造にとっては無関係なことである。
2)遊びは大人の社会的な行動に影響を与え、それを形付けていく。子犬は
遊びの中の試行錯誤を通してコミュニケーションの技術を身につけていくの
である。
3)遊びは将来の群れの中における支配関係を予測するものである。
どの犬がより支配的であるか、どれがより服従心が強いか、遊びの行動を
観察することによって見当をつけることができる。
遊びはこのほかにもさまざまな役割がある。そして、そのすべてが犬の行動に
影響をあたえているのである。
コランツローレンは、以下に述べている。
「遊び好きの動物は、「専門を持たぬことの専門だ」と。
遊びを通して犬はさまざまなものを扱うことを覚えている。
彼らはこうして私達の扱い方も会得していくのであろう。
4)遊びは、肉体的な鋭敏さと精神の柔軟性を養うものである。
5)遊びは、体の動きの整合性を促進させる
6)遊びは、安全な状況での試行を可能にする。タイミング、横取り、割り込み、
バランスの保ち方などを犬に教えていくのである。
7)遊びは、行動パターンを教える。犬は物事を行う順序を覚えるのである
8)遊びは、安全な環境の元での探索行動可能にする
9)遊びは、創造性を養う。問題解決を教えてくれる
10)遊びは、いぬにとっては一生続くものである。
成犬であっても、若い犬に「誘われれば」遊びに参加する。
また、誘いがなくともただただ楽しむだけのために遊ぶ事もある。
遊びは遺伝的に受継がれてきたきわめて自然な犬の行動である。
ドッグズマインドからの引用です。
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