「パブロフの犬」 の実験結果として有名ですが、イワン・パブロフ博士が、犬に対して「ベルを鳴らすたびに犬に餌を与えていたら、ベルが鳴るだけで犬が唾液をたらすようになった」これを 条件反射 と専門用語でいいます。


「パブロフの犬」 の実験結果として有名ですが、イワン・パブロフ博士が、犬に対して「ベルを鳴らすたびに犬に餌を与えていたら、ベルが鳴るだけで犬が唾液をたらすようになった」これを 条件反射 と専門用語でいいます。

昨日お話した、「下心からくるアイコンタクト」もこの条件反射にそった行動になります。 さらにみなさんも思い当たることはたくさんあると思いますが、

・お散歩の度に同じ服やバックを身に着けていると 犬は出かけることがわかりうれしくなる
・お散歩の途中でおやつをたくさん必ずくれる人がいると その人を見つけると興奮する
・食事の時間、同じお皿を手に持っただけでとびついてくる
・毎回ポケットからおやつをだしていると ポケットに手をいれただけでおすわりをするようになる。
・おもちゃの入っている箱がしまってある扉をあけようとしただけで興奮する
・毎回車でおでかけしていると車のキーをもっただけで興奮する

これらは、知らないうちに繰り返されている 条件反射 です。 犬は、私達の行動を逐一観察しているわけで、 反復される回数が多ければ多いほど、その条件反射は 刷り込まれていきます。

逆に、反対の場合も 刷り込まれるわけです。
もし、 車にのせるたびに、病院にいっていたら
・車のキーを手にもっただけで、恐いことが起こると認識してしまいソファの下に隠れる
・洋服が嫌いな犬は、犬の洋服を手にもっただけで、うなってしまう
・首輪に恐怖を感じるいぬは、首輪をてにしただけで威嚇してくる
・身体に痛い思いをしたことがあると 身体を触ろうとしただけで噛みついてくる

人間にためになる条件反射は、ご褒美などで回数を増やしてあげて、 人間にとって問題行動となる条件反射は、それ自体を ゼロ に近づける(スキではないけれど我慢ができる状態)練習が必要になるわけです。