犬の行動の中で、おもちゃで遊ぶ事は、犬の仕事の変わりになります。犬は、昔仕事を持っていました。
ゴールデンレトリバーや、ラブらドールが スリッパや、靴下を探してはくわえてしまうのは、この仕事の習性が犬種として残っているからです。この習性を生かして、「ロープの持って来いあそび」「ボールの持ってこい遊び」など、遊びを仕事の変わりに置き換えて、遊んであげるなかで、その習性をうまい方向に利用しながら、問題行動にしないことが大切です。
習性があると言っても、何もしなければ、それは問題行動に発展します。習性のままでは、コントロールできないことも、練習してあげることで、飼い主の指示に従ってくれる事により、問題行動ではなく、遊びとして人と犬が調和して過ごせるひとつの手段になります。習性を生かしながら、共有して、調和を作り上げてください。
さて、我が家にきた「噛み犬、威嚇犬」のトイプードル1歳7ヶ月の 空(スカイくん)ですが、とにかく恐怖におののく毎日を過ごしています。何か、共有できるものは無いか?とさがしていましたが、おもちゃにも全く反応できない(興味が無いのか?知らないのか?)感じで、先住犬(嵐:アラシ)が目の前で楽しさを披露してくれていましたが、無関心で眠っているかんじでした。そんな、2週間を過ごしてきた先週末、おもちゃに反応してくれたんです。
噛み癖があるのに、おもちゃを噛むしぐさや、噛み方がかわいらしくてびっくりです。
でもこれで、おもちゃと遊んでくれるようになり、噛みの抑制を教えてあげられる糸口をつかみました。おもちゃは強くかmんでもいいけど、人の手にはあたってはだめ。ということを練習できるようになります。
こういう瞬間は、犬が犬本来の自信を取り戻してくれている1歩なので、心に響きます。うれしくて、涙がでました。
きっと、もともとの自分の素直な一面を思い出してくれるとうれしいです。空(スカイ)がんばれぇ~と応援しています。きっと、この気持ちは空(スカイ)にも伝わってくれていると信じています。
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