噛み犬は、同じ顔をしています。
犬歯がむき出しになり、威嚇、うなり、体の硬直・・・・
見ていて、こちらも噛まれたくないという思いが体全身からでているので
犬自身も一層恐怖を強くもってしまうのだと思います。
そして、ようやく1年10ヶ月ほどが経ちました。
噛み犬は、お散歩と中にお会いする皆さんに愛され、
最近では、毎朝の散歩で毎日お会いしていた おじいちゃまに
10分程度、リードを持っていただき、散歩しています。
その方は、ラジオ体操にきているかたで、目的地につくと
おなかみせて、ごろっとなり、なでてもらって うれしそうにしています。
1年10ヶ月前に、預かったときは想像ができませんでしたね。
いまでは、リラックスして、噛み犬の顔はほとんど消えました。
噛み犬は、単に攻撃性のある性格からくるもの ということはありません。
日常生活において、我慢をさせなかった 産物として、噛みつきや威嚇を
始めてしまう犬はたくさんいるのではないか?と思います。
私がこの1年10ヶ月の時間を費やして行った事は、以下の点を継続したのみです。
・噛みつきが発生した状況を再現しない
※首輪をカチッとする → スリップリード(投げ輪の原理)に変える
※足や手をふかない → お風呂場で、シャワーで歩かせる
※口の周りをふかない → お散歩の途中で人にあっているときにおえる
※ケージの練習 → ケージに近寄って何もせずにすわる
※しつけの練習 → おておかわり のみ 1年間 他のことは望まない
※ご飯での威嚇 → まて、ご飯の与え方を 小刻みにする
※恐怖を感じるものを減らす → トラックやバイクの爆音(来るたびにおやつ)
※人や犬にあう → 大丈夫そうなら、行かせる ダメならおすわりまて
たくさんあるなぁ~と思われるかたもいるいかもしれませんが
毎日のルーチンなので、時間はかかっていません。
今では、おりこう犬になりました。
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