無駄吠えをさせないようにしよう
吠える という行動は、「犬自身にとっては、問題行動ではない」ということをまず認識してください。犬は「吠える=仕事」です。番犬であれば吠えなければ用なしです。また、犬は言葉が話せない(非言語動物)なので、犬が使える道具は「前足で人に飛び掛っていく」「吠える」「噛む」「威嚇する」「逃げる」くらいしかないことも理解してあげてください。そうなると、「なぜ吠えるのか?」という疑問がでてきます。
無駄吠えには、実は理由があるはずです。
犬が吠える という行動は犬自身にしてみれば、問題行動ではありません。犬は、吠えて飼い主や周りの犬に意思表示をしています。ただし、人と一緒に暮らすルールとしては、吠える=迷惑行為=問題行動としてとらえるようになったということです。「吠える犬」には、それなりの理由があるのですが、人にはそれが理解できないことが多いのです。だからといって、犬のボディーランゲージをすべて読み取れ! というのでは、専門家でも100%の人はなかなかいないです。
一般の飼い主さんにできることは、とにかく「吠える状況を作らない」ことを学んでもらいたいと思います。
吠える場面が少なくなれば、吠えることも少なくなります。吠える場面が増えれば、どんなときでも吠えるようになってしまいます。
まずは、吠えている現行犯の時に、吠えてはいけないということを、「気づかせる」ことが大切です。
直接の体罰ではなく、
遠隔罰:
・マーキングであれば、犬に当たらないところにスリッパを投げてハッと我に返させるとか
・吠え続ける犬には、ペットボトルに鈴をいれてすごい音を出してびっくりさせるとか
しつけで育てる
・吠えなくなった瞬間に、「ご褒美をあげて」 吠えない=ご褒美をもらえるとしつける練習を反復する
いろんな方法がありますが、すべて犬への直接体罰ではありません
痛い思いをして、その態度が良くなる事は無いはずです。
いい思いをするからこそ、その行動や態度や気持ちは長続きし、自らその行動を起こしたり、継続したりできるはずです。
オビデエンスは、おすわり、ふせ、まて、ついて は、お散歩の途中や、テレビをみている合間に等々、わすれそうになったころにやってあげる感覚は、1歳過ぎまでやってあげましょう。
トレーニングをしすぎておかしくなった という犬はいません。