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1/26:原発事故に備える

記事抜粋:
「昨年12月ワシントンから車で約1時間半のノースアンナ原発で取材した帰りに、
発電会社から今年のカレンダーをもらった。毎月いろんな熱帯魚の写真が楽しめる。
裏表紙に大きく「告知済み」と書かれ、「非難時には窓など見えやすい場所にそのまま置いて逃げよ」とあった。住民が避難した後に発電会社の作業員が訪ねてきた場合
等に、すでに非難済みであることを知らせるためだ。
裏表紙をめくると、さらに避難経路などがしるされていた。
水は一人1日3.8リットルを3日分用意し、ペットは避難所に入れないので事前に獣医さんに相談を・・・とある。非難はいつ起きるかもしれない事態としてそなえている。
16キロ圏内の住民に配っているという。
この原発は昨年8月におきた地震で原子炉が緊急停止し、一時、非常用発電機で冷却する事態に陥った。揺れは設定の想定を超えていた。だが、11月にあっさりと再稼動し、地元の目立った反対はない。
気になって、福島の事故前に作られた昨年のカレンダーを取り寄せた。
写真こそ違え、中身は今年用となんら変わらなかった(行方史郎筆)

フランスもアメリカも先に住民に告知している。
フランスでは ヨード剤を3ヶ月に一度取り替えて原発近くの住民が保持している
いざというときの使用方法も、告知されているという。
そのリスクを考えても、土地代や、ビニールハウスの燃料費が 無料などの特典が高いため原発と共存する道を自ら選択しているそうだ。

告知は必要だとおもう。
それでもすみ続ける選択肢もあるわけだから、危機管理をかくしてはいけないとおもう。