吠える・噛む・威嚇:これらの犬と向きあうための3種の仁義
人はリーダーと認めた犬(現在では人)のいうことは絶対服従できる動物です。だから、飼い主さんも「信頼と尊重」を自分の犬から勝ち取らなければいけません。群れの中で誰がリーダーなのかを瞬時で見分けます。常に毅然とした態度と勇敢でゆとりをもった心で犬と接してくださいね。
これは私が体験したすばらしい経験ですが、犬と向き合う行動を人が変える事により、犬は見事に変わる事ができます。
それができるのは、飼い主であるあなたであることを念頭においてご一読下さい。
吠える、噛む、威嚇kする、こんなことは、なぜおきているのでしょうか?犬は犬であり、人ではありません。そんな当たり前のことが日常に生かされていない ことにより、実際に犬との関係を悪化させています。犬は、平穏主義者です。最初から、攻撃しようとして闘争心をむき出しにして産まれてくるわけではありま せん。人に飼われることにより、犬の性格までもが変わってしまうのが現実です。
人の子供も、産まれたときは平穏主義者であるという事実が先日新聞でも発表されていました。犬についていえば、犬はもともと闘争心が強いわけではないといわれています。平穏主義者ですが、なんらかの外的環境から身を守るために闘争心をむき出しにする場合があるといわれています。
いつもいつも吠えている犬は、飼育環境において、「吠える必要があるから吠えている」わけで、その原因を改善することにより吠えなくなります。問題は、飼育している飼い主が、その原因をつくっていることが90%考えられるというとんでもない事実を飼い主である人間が気づいていないことにあります。
犬と接する場合の「一定の法則」を人間は間違って捉えています。
犬の希望する順序は以下です。
1)適度な運動(お散歩等)
2)訓練や練習(オビデエンスなどの服従訓練)
3)愛情
犬を迎え入れたら、まず上記を日常の生活で繰り返しおこなっていれば、犬は従順に飼い主の指示に従って寄り添って生きてくれているはずです。
ところが、おそらく90%の飼い主さんは以下の順番になっています
パターン1)
①:3)愛情
②:1)適度な運動
③:2)訓練や練習
パターン2)
①:3)愛情
②:1)適度な運動
③:X 無し
パターン3)
①:3)愛情
②:3)愛情
③:3)愛情
このパターン1,2,3が 犬との関係を悪化させ、人間が犬に対して良かれと思って注いでいる愛情のみは、最悪の犬との関係を作ってしまっているということを理解してもらいたいと思います。
これは、犬にとって最悪の状況なのです。
犬に対して、ゆるぎないエネルギーを発揮し、自分があなたのリーダーであるという毅然とした態度が必要です。